TVQ九州放送『はてなのてん』ができるまで
- 滝 祐夏
- 5月6日
- 読了時間: 6分
革新スタジオTOKYOのお客様に、どのような経緯で利用に至ったのか、
その効果はどうだったのか等を赤裸々に語っていただくインタビュー企画です。
第一弾のゲストはTVQ九州放送 プロデューサー 大庭圭介様に
実際に収録で使っている番組スタジオ内でお話を伺いしました。
以下は動画の内容を記事化したものです。(読了まで5分程度)
➖ 本日は、革新スタジオTOKYOをご利用いただいたお客様にお話を伺います。
お越しいただいたのは、TVQ九州放送(テレQ)のプロデューサー大庭圭介様です。
よろしくお願いします。
大庭
よろしくお願いします。
➖ まずは簡単に自己紹介をお願いします。
大庭
テレQの社内で制作部に所属していて、自社制作番組を4本ほど担当しています
そのうちの1つが『はてなのてん』という番組で、今回こちらの革新スタジオさんにお世話になっています。
➖ 『はてなのてん』の立ち上げにあたって、どんな課題がありましたか?

大庭
これまでのテレビの作り方とは違う手法でチャレンジしたいなというのがまずあって。
それとやっぱり東京のタレントさんに福岡に来てもらうのは、費用的にもスケジュール的にも負担が大きいなと思っていて。
それなら東京にスタジオを借りて、こっちが乗り込めばやりやすいんじゃないかなと考えました。
少人数の体制でコンテンツを作るっていうところも意識して、いろいろ探していた中で、こちらのスタジオさんを見つけたというのがご縁ですね。
➖ 実際、御社にもスタジオはありますよね?
大庭
はい、一応2つあります
1つは5人6人のタレントさんを呼んで撮影するような大規模なスタジオで、
もう1つは夕方のニュース番組を収録する、かなりコンパクトなスタジオです。
ニューススタジオは3人くらいしか入れない感じで。
だからバラエティとか情報番組を作るにはちょっと難しい。
それに番組を作るたびにセットを立てて、終わったら撤去して、また新しく立ててっていう
そういう手間やコストを考えると、、
今の時代は背景をデジタルで作り込めるクロマキースタジオを使った方が、制作が楽になるし、面白いものができるんじゃないかと思いました
「こんなにラクに撮れるなんて」

➖ 福岡でもスタジオを探されたんですか?
大庭
はい、地元でも同じようなスタジオがないか調べてみたんですけど
やっぱり福岡だと、まだそういうスタジオが少ないのかなという印象があって。
調べた中では、こちらのスタジオさんの方が費用も結構安くて、結果的には半額くらいになりました。
もちろん、広さとか設備が全く同じではないので単純には比べられないんですけど
思っていたよりも安く利用できるんだなというのがありました。
➖スタジオのコンセプトも決め手になったとお聞きしました
大庭
はい、探している中でホームページを拝見したときに、掲載されていたスタジオのコンセプトにすごく惹かれました。
80年代ブームというか、ちょっと昔のネオン感とか、温かみのある柔らかい光とか
サイバーっぽいけどどこか懐かしい、そんな雰囲気がすごく自分のやりたかったこととマッチしていて。
ここで一緒にアイデアを出し合えたら、自分の想像以上のものができるかもしれないと思ったのが、最終的な決め手でした。
➖ 最初に営業担当の滝とお話されたときの印象はどうでしたか?
大庭
すごく話しやすかったですね。
自分はCGとかに詳しいわけではないんですけど、滝さんがテレビ業界出身ということもあって、話が通じやすかったですし。
こちらが「こういうことがしたいんです」と相談したときに、
滝さんが「それならここは調整できますよ」とか「背景の一部を変えてもいいですし、全部変えてもいいですよ」といった形で、すごく細かく提案してくれて。
そういうところが頼もしいなと感じました。
➖ 実際に革新スタジオTOKYOでの収録が始まってからはいかがでしたか?
大庭
最初に惹かれたネオン感とか、ちょっとオールディーズな雰囲気も残しつつ。
番組ロゴもふわふわしていて、文字があえて斜めになっていたり、動きがあったりして
なかなか他にはない感じになったと思います。
そういう部分も滝さんやスタッフの皆さんが丁寧にアレンジしてくださったので、ありがたかったですね。
「やりたいことがあれば、まず投げてみる」
➖ 実際に使ってみて感じた効果はありますか?
大庭
本当に収録してみないと分からないと思うんですが、こんなに少人数の体制でこれだけのものが撮れるのかっていうのは、大きな驚きでした。

今はテープをガチャガチャするような時代でもないので、撮ったデータをその場でもらえて、その後のやり取りもスムーズですし。
テレビ局のスタジオで撮ると、いろいろと面倒な調整が必要なんですけど、ここでは事前にセッティングも済ませていただいていて
僕らは少し調整して撮って、データを受け取るだけ。
余計なことを気にせず、編集や取材など、本来やるべき作業に集中できるのがありがたいです。
➖ 番組の反応はいかがでしたか?
大庭
「この映像どうやって撮ってるの?」っていう声はありましたね。
「キー局じゃないの?」って言われたりもしますし、映像が若い人向けだねとか、新しいねって言ってもらえることが多いです。
➖ スタジオを使ってから、ご自身の内面的な変化はありましたか?
大庭
以前はスタジオのコメントに合わせてVTRを入れる、みたいな作り方だったんですが。
ここを使うようになってからは、たとえば背景のある部分に映像を重ねて入れるとか。
角度に合わせてモニターを配置するような見せ方ができるようになったので、
「こうしたい」「ああしたい」っていうアイデアが、むしろ増えたなって思います。
できるからこそ、やってみたくなるというか。
自由度が高くて、そこをよりクリエイティブに考えたくなりますね。
➖ では最後に、革新スタジオの利用を検討されている方へ一言いただけますか?

大庭
僕からアドバイスというほどではないですが
やりたいと思ったことを、そのまま相談してみるのが一番だと思います。
「こういうことができますよ」「こういうやり方もありますよ」と提案してくださるので
単に映像をはめるだけじゃなくて、「何をしたいか」から一緒に考えて作っていける場所だと思います。
グリーンバックなので、ゼロから自分の世界を作っていくという感覚もありますし
簡単なアイデアでも相談してみると、意外と面白い展開になるかもしれません。
➖ ありがとうございます
『はてなのてん』の立ち上げをご一緒できて、私たちもとても楽しかったです
今後の展開も楽しみにしています!
大庭様のお話、いかがでしたでしょうか?
「こんな事できるだろうか?」というアイデアや疑問があれば
とりあえず投げてみてください!
Comments